不動産が儲かる時代ではない
不動産といえば金持ちの象徴というイメージがあると思います。
私にもほしいと思っていた時期があり、一時期勉強していました。
しかしすればするほど儲かるビジョンが見えません。
逆に不動産を買って損をする確率のほうが高いという結論に至りました。
理由は以下の通りです。
理由① 人口が都市部に集中する
都市部に人口が集中すると田舎といわれる場所の家に価値はなくなります。
つまり都市部以外に価値のある物件がないのです。
田舎でも自分が買った家にずっと住んでくれればよいのですが、
少子高齢化により、田舎のほうが先の長くない高齢者が住む確率は高くなります。
つまり長くは住んでくれないわけです。
不動産で買った物件のもとを取るには10年~40年はかかります。
とても安定はしません。
じゃあ都市部の物件を買えばいいって話なのですが、当然高いです。
買えるような物件は大体プロに抑えられています。
つまりいざ不動産で儲けようって方は既に出遅れている状態です。
都市部しか買える範囲がないというのは不動産持ちの人口と比較して狭すぎるのです。
理由② 税金が高くなりすぎている
これは不動産だけではなく、日本の税金(おもに消費税)が高くなってることを指します。
つまり若い世代はお金を貯めることが難しくなり、一人暮らしをする人も減ります。
一人暮らしをするのと実家暮らしをするのでは、年間60万円ほどの差があるので
これからどんどん一人暮らしの比率は減るでしょう。
理由③ 不況による値下げ合戦
大家さんも自分の持ち家に人が入らないと何かしらの対策を取ります。
それが大体値下げです。
人口や若い世代が減ってるのに、大家は不動産を続けるしかないので
値段は下がりたい放題です。
私も関東の市内で駅近1DKが4万とかの部屋に住んでいるのでそういう家は多いと思います。
つまり自分が儲かるような値段で家を貸すことが出来なくなってきてるということです。
まとめ
今は不動産を始める時期ではないです。
実際、空き家問題と言われ空き家数は820万戸で全国の住戸の13.5%
もあるそうです。
家が余ってる状態なのに家に価値があるはずもないですね。
おとなしく人口が分散するのを待つか、少子高齢化が終わるのを待つしかないです。
それは何年後の話になるのだろうか(-.-)