そろそろ辞めて5年ほど経つのでSE業界の闇を語ります

私は新卒時代、システム会社に就職していました。

そして1年たった瞬間辞めました。
1年続けた理由は次の仕事を少しでも有利にするためです。

そんな私がシステム業界の闇を語っていこうという記事になっております。

最初に言っておきますが、皆さんが思ってるような仕事ではないです。
多分パソコンを使っていろんなシステムを作る業界だと思ってる方が大半だと思います。

システム会社への就職希望の方は参考にしてみてください。

 

闇① 技術のある人はいらない

いきなりですが事実です。

プログラミングなどの技術面は全部外注です。

それも当然。
日本人よりも東南アジアなどの技術者のほうが安く使えるし技術力もあるからです。

先進国とか言ってるけどどう考えても技術力はその辺の国のほうが上です。

私の時はクライアントからのシステムの改修案をまとめたり、システムのテストをするだけで、技術面はチャットで外注でした。

 

闇② 誰でもできる仕事です

SEというとパソコンバリバリのかっこいい職業と思ってる方が多数いると思うのですがそんなことはない。

システム会社の募集要項を見てみてください。
理系に限定されてるわけでもなく、資格もいらない。
誰でもできるような職業です。

理由は闇①で語った通り新人がやることなんてシステムのテストや技術者との通話ぐらいです。
パソコンなんて家庭で使えるレベルで使えれば全然いけます。

新卒の中には文字入力すら出来ない人もいました。
彼は今どうなってるのだろうか。

 

闇③ 最新技術に興味がない

システム業界はよく「最新技術についていけるかが鬼門」とか言われていますがそんなこともない。

そもそもシステム会社の人たちは最新の技術に興味がありません。
理由はクライアントの要望通りのシステムさえ作れればいいから。

会社として利益を得るためには間違ってない行動です。

しかし当然つまらない

新たに勉強することは古い技術の改修や作りを覚えること。
これほどつまらないことはない。
あとは国家資格取得のために勉強するぐらいでしょうか。

日本という国は新しいもの好きですが新しい技術を覚えるのは苦手です。

とある銀行ではマイクロソフトのサポートが終了しているWindowsXPのシステムが使われていたり、
とあるシステムでは一生COBOLを使い続けてそろそろ年号すら数えられなくなるなどの事例もあります。
これらは調べればすぐ出てきますのでよかったら調べてみてください。

 

闇④ 仕事の効率はとても悪い

これは有名ですよね。

毎日終電は当たり前、定時帰りなんてほぼない。

 

理由①

技術者は海外にいて日本で指示を出しながらシステムを作っているのでラグがある。

理由②

クライアントから仕事を取るために納期がとても短い。
よって我々SE達は残業を繰り返す。
そして営業の人たちはさっさと帰る。
超腹立ちますよ。

そしてその納期をクリアしてしまったら終わりの始まり。
「お、いけるじゃん」と営業に思われまた同じような納期で仕事をさせられる。
仕事のできない新人たちは逆らえず、先輩や上司は諦めている。地獄。

理由③

システムのソースコードが読みにくい。

システムのソースコードは基本的に海外の方が改修してくれていますが、あくまで改修。

基盤は日本人のコードになっていることが多く、たまに手を加えることもあります。
つまり汚いコードときれいなコードが入り乱れて、統一性がなく、とても読みにくいコードになっています。

読むのが一苦労です。

「ここはこうしたほうがいい」といった意見も無駄です。
日本人はシステムが動けばいいという考えです。
つまり汚いコードでも完成を重視するので周りを変えることは諦めましょう。

 

闇⑤ 形だけの健康診断

残業時間が一定時間を超えると医師と名乗る人がカウンセリングに来ます。

これが腹立つだけで完全に無駄。

「うちは医師がサポートしています」とでも言いたいのだろうけど、
内容はただ今の状態を聞いてくるだけ。
環境は当然改善されません。
しかも仕事の手を止められるため本当に無駄しかない。

この闇が個人的に一番腹が立ちましたね。

 

まとめ

当然すべての会社が上記の通りなわけもないですよ?

ただ私のいた会社はそこそこ大きい会社だったので信ぴょう性は高いはずです。
友人にもSEは数人いましたが、どこもそんな感じです。

逆にホワイトなシステム業界があるならどのように仕事をしているのか教えてほしいぐらいですね。