映画「スタンド・バイ・ミー」感想|ポケモン×BUMPのMV、GOTCHA!の元ネタ、BUMPの起源

当然ですがネタバレ注意。

 

映画「スタンド・バイ・ミー」を見てきました。
場所はアマプラです。

この映画は1986年制作の超有名アメリカ映画です。

私は全く見たことなかったんですけどね!

12歳の仲良し4人組の冒険の物語!って
感じの内容です。

しかし当然それだけではありません。
ただの少年たちの冒険の物語ですが、
大人になってから見ると
色々考えさせられる作品でした。
流石はゴールデングローブ賞受賞作品。

 

ポケモンやBUMPの起源

この映画を視聴したきっかけはポケモンです(

先日、ポケモン×BUMPコラボのMVが発表され、
見事にはまってしまいまして・・・
【テンション↑↑】ポケモン公式MV「GOTCHA!」 感想 | BUMP OF CHICKEN – Acacia

コマ送りにしまくってすべての
絵をじっくり眺めたんですが・・

MVのこのシーンです

この4人はBUMPをイメージしてるのと、
原作のこのシーン

そしてスタンド・バイ・ミーのこちらのシーン

BUMPは中学時代からの仲で、当時のライブで
ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」などを
コピーし初ライブを行った過去があります。

それほど有名、かつ心に響く作品ということでしょう。

つまりポケモンもBUMPも
スタンド・バイ・ミーに心打たれた人たちが
たくさんいたってことになると思います。

これはスタンド・バイ・ミー見たくなりますよね。

 

スタンド・バイ・ミー感想

心打たれました

なんというか面白いというよりは
哀愁漂う感じ。

まず魅せ方がとてもいい。

この作品は、物語の物語って感じの内容です。

有名作家の主人公が、ふと新聞を読むと
クリスという名の弁護士が刺殺されたという
知らせが入り・・・

そこから主人公が
12歳の少年時代に起こったことを
思い返すといった内容。

(ここから少年時代の内容に)

実は刺殺されたクリスは、主人公の
12歳の頃の親友だったということが明らかになります。
他にバーン、テディという2人の友人も登場し、
計4人の物語となります。

 

序盤

4人は行方不明になった少年が列車に轢かれて
野ざらしになっているという情報を入手し、
この死体を発見すればヒーローになれる
(1986年の少年たちの世界観なので突っ込みはなしで・・)
と思い、死体を探しに4人で旅をするという内容。
距離にして32~48キロぐらいならしい。
小学生からしたら大冒険です。

 

中盤

様々な旅の困難を乗り越えていくうちに
4人の事情が明らかになって行きます。

主人公
4人家族だったが、兄の死により家庭環境は劣悪に。
兄は超優秀で、両親ともに兄のことばかり見ていて、
主人公のことはそっちのけ。
兄が亡くなったときも、父は「お前ならよかったのに」
とかいうぐらい。
しかし兄は弟にも優しく、というか多分誰にでも優しい
超優秀な人間。
実は当の本人も頭の良い優秀な人間で、
クリスからも、
「俺らと別れて勉強したほうがいい」
「お前ならいい作家になれる」
「迷ったらこの冒険のことを書け」など
言われる。

クリス
アル中の父、不良の兄といった最悪の家庭環境。
ミルク代を泥棒したという過去があるが、
実は返金していた。
しかし返金した先生がその金で服を買い、
責任をすべてクリスに擦り付けた。
評判の悪い父のせいで誰にも信じてもらえないと分かり、
責任を無理やり負うことに。
しかし12歳にしてその辺理解できるぐらい、実は頭がいい。
主人公だけは気づいている。

テディ
父が精神を病み、おかしくなった。
それをたびたび馬鹿にされる。
しかしテディはノルマンディーの勇士である父を尊敬している。

バーン
不良の兄の話を盗み聞き、死体の話を持ってきた張本人で
バレたらボコされると常にびくびくしている。

 

終盤

結局死体を発見できるが、異名で通報し、
それで終わり。

その後、中学への進学を機に、
4人ともだんだん疎遠になって行きます。

「よくあること」と作中で言っていますが、
我々もそうだと思う。
私自身も小学校のころ遊んだ人たちとは
中学に上がった段階で顔を合わせるだけの存在になりました。
現在、もう会っていません。

話を戻してクリスは主人公の言っていた通り
優秀な人間で、本人ですらも不良になると思っていたが、
見事弁護士に。

テディは日雇い、バーンは結婚して製作所で働いているとのこと。

皆それぞれ別の道に行っちゃうわけです。

しかし冒険の経験は永遠のもの。

場面は現代に戻り、
パソコンに冒険の内容をうつ主人公の姿が。

主人公はクリスの言った通り、小説家になっていたということです。

文章の最後に

「あの12歳の時のような友人はもうできない」

と記載して息子たちの元へ。

物語は終了。

そして誰もが効いたことのある曲、
Stand by Meが流れて終了。

 

まとめ

「あの12歳の時のような友人はもうできない」

のとこで心打たれました。

この作品は大人になったすべての人に見てほしい。

人間が普段感じることのないような感情を感じられます。

ポケモンとBUMPのMVから
こんな心に来る作品を見ることになるとは・・
本当に何が起こるか分からないなと思いました。